農業

村の人も、観光客も元気になる“軽トラ屋台村”をつくりたい!

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提案者:西粟倉村役場 産業観光課 白籏佳三さん

「百年の森林構想」を掲げ、林業の村として知られてきた西粟倉村。村にある道の駅には観光バスに乗った観光客がやってきますが、村内にはご飯屋さんや買い物ができる場所は少なく、そこから先に足を踏み入れる機会は残念ながら少ない状況です。また、地元の特産品は多くはなく、お店の営業時間が短かったりと、外からお金を落としてもらえる機会自体限られています。

そのような状況の中、「むしろ観光の目的地になるような、軽トラ市や屋台村を村内につくりたいんです」と産業観光課の白籏さんは語ります。「様々な分野で活躍する移住者が増えていますし、自宅で野菜をつくっていたりする地元民も出店できるといいと思います。高い自由度と最低限のルールがあって、出店者同士で切磋琢磨し、最初は儲からないかもしれないけれど、頑張った人のサービスや商品がだんだんと売れていく。テントを張るなど一から準備するのは大変ですが、軽トラに必要なものを乗せてきて終了したらそのまま帰るのであれば、出店しやすいと思います。村の人は軽トラを持ってますし、移住者の方にはぼくが軽トラを安く仕入れる方法を教えます!役場職員でなければ、自分で出店してみたいくらいなんですけどね(笑)。」

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西粟倉村は他の田舎と同様に、高齢化の進んでいる地域です。30-40代は子育てで忙しい。50‐60代が楽しくお小遣い稼ぎできる場にもなれば、年を取るのが楽しくなるし、村の雰囲気がもっと活気づくと白籏さんは考えています。接客する中でお客様との会話から新しいアイディアが生まれたり、村外の軽トラ市や屋台村を見に行って刺激を得たりするきっかけになるかもしれません。

「カレー屋や日本酒バーが定番であって、季節ごとに変わっていくお店や商品もあったら楽しいですよね。村内には夜にお酒が飲んだり、ご飯を食べられるお店が少ないですから、村内外の居酒屋難民・夜ご飯難民が集まる場所としても可能性があると思います。」そういきいきと語る白籏さんの表情からは、本当は自分もやってみたいことが伝わってきます。ゆくゆくは、道の駅から川沿いにずっと連なる「軽トラ屋台村」が村の名物となり、村内外の人々でにぎわうようになるかも。あなたも一緒に軽トラ屋台村プロジェクトに参画しませんか?

こんな人に来てほしい!

  • 企画プロデュースが好きな人

  • ぐいぐいとすぐに実行できる人

  • 愛嬌があって周囲を巻き込むことが得意な人

  • 人生における次のチャレンジのために、テストマーケティングがしたい人

  • 軽トラ屋台村を活用してお小遣い稼ぎをしたい人

こんなことしてほしい!

  • 軽トラ屋台村の企画運営

  • 軽トラ屋台村への出店

  • 他地域の軽トラ市や朝市、屋台村の情報収集

私ならこんな協力ができます!

  • 軽トラを安く仕入れる方法を教えます

  • 僕も老後の稼ぎの方法として考えたいので、ビジネスパートナーとして一緒に頑張りましょう!

西粟倉を美味しく食べる。

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提案者:西粟倉村役場 産業観光課 萩原勇一さん

「自分で作っているもので稼いでるおじいちゃんは、やっぱり元気なんですよ!」そう語るのは、産業観光課の萩原さん。そんな萩原さんが地域のテーマとして掲げるのは「西粟倉を美味しく食べる。」です。
自分の作っているものに誇りを持っていて、それを誰かに食べてもらうことで喜ぶ生産者は西粟倉にたくさんいます。その代表であるおじいちゃんやおばあちゃんにとって、肥料や農薬は重たくて重労働なので、運ぶのも使うのも一苦労。その為、一つ一つ雑草を抜き、虫を取った結果、オーガニックな野菜ができているんです。

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ただ、そんなおじいちゃんやおばあちゃんが作ったものを誰かに届ける「場所」がない。「方法」もない。
そんな実情を変えて、西粟倉の農作物をコーディネートし、その生産者の方々にも元気になってもらう。そんなテーマを一緒に研究する方を募集しています。

萩原さんが総務課税務係に所属していた当時、地域のおじいちゃんやおばあちゃんの中で、とても稼いでいる方がいることを発見しました。
当時は西粟倉の野菜や加工品が旬の里や道の駅あわくらんどに沢山置かれていました。きっとおじいちゃんもここでもしっかりと売っていたのだと思います。「え、こんなに稼いでいるんですか?」「そうや、わしは沢山稼いで沢山税金を納めるんや」
そう言って税金を納めているおじいさんはとても元気で輝いていたそうです。

ただ、そういった方は今はもういないそうです。
いなくなった原因は、マーケット感覚が不足していたこと、担い手がいなくなったこと、旬の里直売所がなくなったこと、と様々ですが、それがとても寂しく、悲しい状況だと萩原さんはいいます。
今も道の駅あわくらんど内に小さく村内の野菜売り場あるのですが、そこには僅かな種類と僅かな量の野菜しか置かれていません。

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「この状況をどうやったら変えられると思いますか?」という問いに、萩原さんは様々なアイディアを出してくれました。
村内で飲食業を営むローカルベンチャーと生産者をつなぐことで地産地消を推進する、その時その時の山の幸、農作物を販売・提供する「場所」をつくる、農業と福祉を掛け合わせることで独居のお年寄りを元気にする、などなど。
ただ、こういったアイディアがある一方で、そもそもどんな生産者がいて、どんな思いで農業をしていて、さらにどんなことがあればいいのかを徹底してヒアリングすることから始めたいという思いがあるそうです。村内の50の生産者にしっかりとしたヒアリングを行えば、そこに眠っている価値を見つけて、輝かせるはずだと。

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「やっぱり来ていただく方は、人が好きな人がいいですね。おじいちゃんやおばあちゃんと話すことが好きな人は更に嬉しいです。」という萩原さん。もちろん農業について「こんなふうに作って」とか「この辺の工夫をすればいいな」等もあればいいが、生産者の方々に寄り添えることは大前提で必要。
西粟倉村の状況をしっかりとヒアリングして把握して、かつ、全国のいろんな事例を西粟倉に導入するように研究する。そういうことが好きな人なら是非とも来てほしいです。

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こんな人に来てほしい!

  • おじいちゃんおばあちゃんのことを好きな人

  • 農業に興味がある人

 

こんなことしてほしい!

  • 西粟倉の特産品、新商品開

  • 現状の西粟倉の生産者リサーチ

  • 現状の西粟倉の販売施設についてのリサーチ

  • 西粟倉での生産者・販売者混合チームの組成

  • つくる人と使う人をつなぐ仕組みづくり

「農業」を通じて、西粟倉をつないでいきませんか?

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林業で注目を集めている西粟倉村はもともと農業と畜産の村。

西粟倉の家には、牛がいて、鶏がいて、お米と野菜をつくるのは当たり前でした。これは農家さんだけでなく、家庭菜園で農作物を育てたりと農業はどの家でも生活の一部でした。環境としては斜面が多く、獣害との戦いもあり、日照時間は短く、冬は雪も降る。そんな西粟倉村ですが、先祖から受け継いできた農地を諦めたくないと、集落が一団となって、農業を続けてきました。村内のだれもが、農業を通して、人と人とのつながりを引き継ぎながら生きてきました。

「しかし、今はそのつながりが消えそうになっている」
そう語るのは産業観光課の山本優奈さん。

山本さんは西粟倉役場に昨年、新卒として入庁しました。それまで全く触れることのなかった農業ですが、実際に仕事で関わっているうちに住民の方々にいろんな声をかけてもらえるようになりました。
「たけのこ好きなだけもっていったらええよ。ちっさいのがやわらかくておいしい。
皮がついたまま、唐辛子とぬかでにたらえんじゃ。あと、わかめとにたらうまいで。」

「さきっぽを食べるのがシカで、全部きれいに食べてしまうのがイノシシ。皮を残していくのは人間じゃ」
村の中を歩けば、住民の方はこんなふうに声をかけてくれ色んなことを教えてもらいます。時々野菜をいただいたりもするそうです。
「おじいちゃん、おばあちゃんは何でも知っているなぁって。西粟倉の歴史も、野菜の作り方も、人への接し方も。」と、山本さんは嬉しそうに語ります。

おじいちゃん、おばあちゃんから多くのものをもらっていると感じた山本さんは自分自身で野菜をつくる、農業を始めることにしました。
「今はかぼちゃとえだまめととうもろこしを作ってます。おじいちゃん、おばあちゃんはだいたい農業をしているから、共通の話題もできて話しやすくなりました。野菜作りはじめたよって言ったら、「おお、畑しょうるんか。そうやって、西粟倉にどっぷり浸かっていったらええ」って言ってくれて。私は村外から来た人間だけど、村民になったことを歓迎してくれてるようでうれしかったです。」

自身の野菜づくりを通じて、地域の住民と接点を多く持ち、村民となれた山本さんだからこそ、農業を通じた人とのつながりや知恵の継承が消えてきてしまうことはもったいないと強く感じています。

農業をすることが「当たり前」だった時代では、地域での農業を通じておじいちゃん、おばあちゃんが持つ野菜づくりの知識、生活の知恵、人とのつながりは自然と次の世代に継承されてきました。それが今では、農業という接点が消えつつありそれらが継承されず断絶されてしまうかもしれません。

「後継者がいないからもう辞めてしまおうか」という農家さんの声も聞くそうです。
しかし心のなかでは誰かに継いでほしいという願いがあり、一方で「農業をしてみたい!」という移住者もいる。こういった想いをつなげながら「農業」という接点を再構築する。
その先には先人からの知恵、そこにある人のつながりを継承していくだけでなく、「農業」が地域を支えるコミュニケーションツールとなります。

一緒に、「農業」を通じて、西粟倉をつなげていきませんか?

 

こんな人に来てほしい!

  • お年寄りに孫のようにかわいがってもらえるような人

  • 村の農業、農家について一緒に考えてくれる人

  • 農家さんと向き合うのが好きな人

  • 西粟倉の特産品を作ってみたい人

  • 農業に別分野を掛け合わせることに関心のある人

 

こんなことしてほしい!

  • 新しく農業をしたい人と、農家さんをつなげてほしい

  • 新商品、飲食店、野菜など、農業のアウトプットを作って欲しい

  • 作業委託の形で農地をつかってみてもらいたい

  • 農業生産法人(農業の団体)をつくってほしい

  • 農家さん同士のつながりを広げて欲しい

  • 農家さんの知恵や経験を継承して欲しい

林業×農業から生まれた、「山ぎわ産業」

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提案者:西粟倉村役場 産業観光課 白籏佳三さん

「山ぎわが変わったら、これからの中山間地域に新しいイノベーションが起こるよ」
そう話すのは産業観光課の白籏佳三さん。

ここでいう山ぎわとは、山の斜面と、隣接する水路、水田という中山間地によくある地形のこと。このエリアの水田は、道や人家から離れていることもあり、だんだんと人の手が離れ、耕作放棄地が徐々に広がっています。

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現在は村のエネルギー政策を担当している白籏さんは、前職で自然環境の調査などを専門にするコンサルティングを行うなど、川や森で遊んだりと、自然が大好き。山菜のこと、キノコのこと、川魚のこと…村の自然のことをなんでも教えてくれる方です。そんな自然を愛し楽しむ達人である白籏さんだからこそ、村の自然の豊かさを回復させていきたいという想いをとても強く持っています。

この山ぎわを活用した新しい産業が出来ないか、白籏さんはこう提案されます。

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「今は、生活圏から見ると放棄水田、山側から見ると荒れた斜面になっている。ここにはこんな風に、水路の周りを帯状にタラの芽、コシアブラ、フキ、ウドナが育っていて、斜面はアケビ、クリ、クルミなんかが自然に育つ。スギやヒノキのような経済林だけでなく、こういった様々な樹木が育つようになると西粟倉はもっと魅力的になる。」

自然の地形に合わせ、農業と林業を組み合わせた新たな産業、それが山ぎわ産業である。

西粟倉では、放棄水田が増加しており、今後10年以内に山ぎわの水田のうち50%以上が放棄されることが予想されています。さらに、放棄水田が増えることで鹿やクマなどの獣が山から降りて来やすくなり、山ぎわの農地は獣害による被害も今後増えていくことになるでしょう。

ただ、山ぎわ産業が叶えば、こういった被害を減らせる他、季節を通して山菜が収穫できるようになります。さらに山側ではキノコ類や養蜂、ジビエなどもっともっと広がる可能性があります。そうなることで、村内からも期待の声が聞こえてきます。

西粟倉のローカルベンチャーとして、フレル食堂を営む西原さんはこう話します。

「山菜は時間が経つとダメになってしまいますので、鮮度がとても重要です。野菜もそうですが、やっぱり朝採れた食材をすぐに届けてもらえると嬉しいですね。」

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山ぎわ産業が確立されると西粟倉で採れた食材を西粟倉で食すことができる、地産地消にも繋がっていく。村内の飲食業を営むローカルベンチャーからも、村内産の食材需要が高まってきています。

「雪が溶け、新芽が芽吹きはじめる山は本当に美しいです。そこに白いコブシの花が咲くと、ああ、春が来たなとさらに嬉しくなります。今は経済林が多く、春に白い花を見かけることはあまり多くありませんが山ぎわ産業が確立されたら、一昔前のように白い花々がそこらじゅうで春を告げてくれると、嬉しいなと思います。」

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タラの芽やウドナは春、アケビやクリは秋、のように収穫時期がずれることで、年中山ぎわで人が作業し、獣害の予防策ともなる。

今そこに手を出せばまだ自分たちの子供や孫の世代に間に合う。そんな山ぎわを、一緒に作っていきませんか?

こんな人に来てほしい!

  • 本気でやってくれて、周りから応援されるような人人

  • 人間的に真面目に取り組む人

  • 信頼できる人

  • 途中で投げ出さない人

  • 表面的な営業ではなく、本質的に営業の人

  • ほんとうにちゃんと人に話を聞く人

こんなことしてほしい!

  • 山ぎわの周辺エリアの所有者ヒアリング

  • 旬の山のものについてのリサーチ