福祉

お年寄りコミュニティをリデザインする。

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提案者:西粟倉村役場 保健福祉課 高木都子さん

気軽に集まれる楽しい場所があれば、お年寄りの方はもっともっと元気になれると思うんですよね。」そう話すのは保健福祉課の高木都子さん。
高木さんは、「元湯クラブ」「いきいきクラブ」「黄金泉」「よりみち」など高齢者が集まる場所をデザインしている。このような活動を行う背景には、ここ5年の高齢者の介護費用の増大に関する危機感があった。
一方で、「元湯クラブ」等へ参加している高齢者は、認知症の予防はもちろん介護が必要な状態になりにくいことをデータだけでなく実感としても強く感じている。
はじめは嫌々参加していた高齢者の方も上記のような場所で継続的に人と接し、コミュニティが形成されていくことで、みるみる元気になり、高齢者としての人生をより楽しむようになっているのがわかるといいます。

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「福祉って本当はおもしろいんですよ!元気なお年寄りがいて、その人達が集まれるような場所を作る。そうしたらいままで一人でつまらなそうな顔をしていたお年寄りが、みるみる元気になって輝いていく。こんなに楽しいことってそうないと思います。」

西粟倉には、上記場所以外にもお年寄りが集まれるような場所はたくさんあります。たとえば、「あわくら旬の里」や「あわくら荘」にはまだまだ空きスペースがあり、そこをお年寄りが集まれるような場所にし、さらに若いお母さんや子どもも気楽に集まれるようにすることで素敵なコミュニティーをつくる。
ダンボール1箱分の野菜を持ち込んだら村の観光施設1日利用無料とするとか、お年寄りが安心して飲めるような 1day 居酒屋を開催する、などなどアイディアを持って、今の施設を有効に活用しつつ、お年寄りが気楽に集まれるような場所を作っていきたいと高木さんはイキイキと語られていました。
「ここがあって良かった。」「みんなと一緒で楽しい。」という声が上がるような場所が一つでも増えることを願っています。

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「こんなことを一緒にやってくれる人がいたら、本当にうれしいですね。一緒に色々考えて、実行していけたら幸せです」
高木さんは今日もその日を待っています。

こんな人に来てほしい!

  • おじいちゃん子、おばあちゃん子

  • 人の本来の力を引き出すのが好きな人

  • 楽しい場所が作りたい人

  • お年寄りと一緒に楽しみたい人

  • 気さくに話ができる人

  • 元気なお年寄りと遊休施設の掛け算の企画を考えたい人

  • ヘルパー 2 級の資格を取得したい人

  • コミュニティデザインを学びたい人

こんなことしてほしい!

  • 各地の「まだ元気なお年寄り」先進事例をレポート、報告

  • 高齢者の集まり場所のデザイン

  • 高齢者専用の 1day 居酒屋

  • 村内全老人会を回って、お年寄りと話してくる

母の幸せは、家族の幸せ。家族の幸せは、村の幸せ。

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提案者:西粟倉村役場 保健福祉課 上野 恵里さん

保健福祉課の上野さんはもともと兵庫県淡路島出身。大学の看護学科をでて、大学2年のとき保健師になろうと決めました。保健師を選んだのは、地域で密着した活動が出来る存在であり、地域の人々の幸せ・希望とする暮らしができるためのサポートを行える職種の1つだと感じたから。
西粟倉村をフィールドとして選んだのは、より地域に密着した活動ができる地域を探していたところにこの村と出会い、この場所で働いてみたいと思い、昨年新卒で西粟倉村の保健師として採用され、単身西粟倉に来ています。

上野さんは、1年間、母子担当として村内の妊婦さんやママさんとふれあいを重ねた結果、一つの疑問が頭から離れなくなりました。

「妊婦さんや、ママさんの役に立っているのだろうか。」
それは、保健師として応えられる部分とそうでない部分が見えてきたこと、助産師さんだからできることが見えてきたからと言います。だからこそ、彼女は自問自答を繰り返し、今回の研究テーマに至りました。

「助産師さんと村内のママさんとのコミュニケーションをそばで見て来ましたが、ママさんの心が軽くなる瞬間を何度も目の当たりにしてきました。鮮やかに不安を取り除いていく助産師さんの姿に感動しました。」と語ります。

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この1年間で実感したのは、産前産後のケアの重要性です。ママの心理的な不安は、決してインターネットでは解決できない。だからこそ、村で解消できる仕組みが必要だと言います。「産前産後のケアは日々のケアがとても重要です。寄り添いながら一緒に歩める存在が必要なんです」

西粟倉村は、いわゆる過疎地。(出生数も10人前後の)山あいにある小さな村です。全国的に見ても決して珍しくない地域です。もちろん、村内には病院もなく、妊婦健診や出産場所へ行くには1時間ほどかかります。また、近隣にも助産師さんが足りていない現状です。

でも、そんな山村だからできる産前産後ケアがあると思うと上野さんは語ります。「小さい村だからこその距離感が、心をケアし、また不安に思ったときに相談でき、安心感を得ることができる、そうすると母が幸せを感じ、それが家族の幸せに繋がるんです」

母親が、またその家族、地域が安心して子育てができる環境を様々な専門職とつくっていきたい。そのためには、専門職の1人として助産師さんが必要です。

全国の助産師、助産院を研究し、山村ならではの理想な産前産後のケアを一緒に考え、実践してくれるパートナーを募集します。

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こんな人に来てほしい!

  • 理想的な産前産後について一緒に考えたい人

  • 助産師さん

  • 看護師さん

  • 包み込んでくれるような雰囲気がある人

  • ほんわかして話しかけやすい人(一緒にいて安心感がある人)

  • 積極的に村内に出向いてママさんたちと関わってくれる人

こんなことしてほしい!

  • 村のお母さんたちと対話をして一緒に産前産後について考えてほしい

  • 他の地域の先進的な事例についてリサーチ、報告してほしい

  • フィンランドのネウボラへ長期研修してほしい

  • 他の地方自治体の事例リサーチ、報告してほしい

もしかしたらこんな可能性があるかも!

  • 産前産後のモデルケースを開発し、全国的に広げることができるかもしれない

最後までここに居たい。

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提案者:西粟倉村役場 保健福祉課 井上大輔さん

「人生の最期を希望する場所で暮らせない、これって本当に幸せですか?」そう問いかけるのは、福祉保健課の井上大輔さん。

井上さんは、役場職員としての仕事でも、一西粟倉村民としても多くのお年寄りと接してきました。そんな中、あるおばあちゃんが、頑張って自宅で暮らしていたのに、ちょっとしたことで病院に入院することになり、そのまま施設に入ることになったそうです。そのおばあちゃんはずっと村で、自宅で暮らしたいという希望を何度も言っていました。

「90 歳過ぎても家で暮らしたいと一人で頑張ってきたんですよ?それなのに、安心のためとお医者さんに施設へ入ることを薦められて、ご家族も何かあったら心配と施設入所を決断されました。体を大事にするのか、心を大事にするのか、判断は難しいところですが、おばあちゃんの思いを考えると本当に悲しい。寿命は縮まるかもしれないけど、本人の希望を叶える、そして支えるという重い決意が本人や家族、私達も含めた地域に必要な時期なのかもしれません。」

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今、日本全国で、このように自ら望む場所で自分の最後を迎えられないおばあちゃんおじいちゃんが多くなっているのではないでしょうか。西粟倉村内で、「どこで自分の最後を迎えたいですか?」と問いかけた調査では、約 75% の人が「自宅」と答えています(分からない・考えられないが約10%)。一方で、実際に自宅で自分の最後を迎えられる人は 10% にも満たない現状があります。

もし、在宅医療や在宅を支えることのできる福祉サービスがあったら、おばあちゃんの最後の願いを叶えることができたかもしれません。西粟倉には離れた家族に安心してもらえる在宅医療や介護サービスがあるとは言えません。もし、高齢者の在宅生活を支える仕組みが当たり前の地域になれば、高齢者の「自宅で死にたい」を叶えることができ、結果として財政負担も減少し、新たな雇用も生まれます。

西粟倉では、65 歳以上の高齢者が 526 名、内 75 歳以上の方は 320 名と人口 1500 人の村において、大きな比率を占めてきています。その中で、介護施設に入所されている方は 36 名おられ、今後も本人が望まない施設入所の増加が一定数見込まれています。村内での在宅医療や福祉サービス等のニーズはすでに顕在化しており、適切なサービスを提供することで目の前の多くの人の希望を叶えることができると思っています。

西粟倉村という人口 1500 人のコミュニティだからこそ、一人一人の顔が見えるケアが出来ます。

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今、西粟倉には、高齢者の在宅生活を支える在宅医療や福祉サービス事業者が必要です。一緒に分野を超えた社会問題解決の拠点となる在宅医療・福祉サービスの仕組みづくりについて研究してくれる人を求めています。

こんな人に来てほしい!

  • 介護分野について興味関心がある人

  • 在宅医療について興味関心がある人

  • お医者さん、看護師さん、介護士さん、助産師さん、保健師さん、理学療法士さん、作業療法士さん

  • おじいちゃんおばあちゃんが好きな人

  • 全国的な在宅医療や介護ニーズに課題感を持っている人

こんなことしてほしい!

  • 在宅医療や福祉についての研究、フィールドワーク

  • 村の理想的な医療福祉関係の調査検討

もしかしたらこんな可能性があるのでは!

  • 全国的に在宅医療・介護ニーズがはっきりとしている中で、在宅医療・介護サービスは成長産業となるのではないか。