「農業」を通じて、西粟倉をつないでいきませんか?

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林業で注目を集めている西粟倉村はもともと農業と畜産の村。

西粟倉の家には、牛がいて、鶏がいて、お米と野菜をつくるのは当たり前でした。これは農家さんだけでなく、家庭菜園で農作物を育てたりと農業はどの家でも生活の一部でした。環境としては斜面が多く、獣害との戦いもあり、日照時間は短く、冬は雪も降る。そんな西粟倉村ですが、先祖から受け継いできた農地を諦めたくないと、集落が一団となって、農業を続けてきました。村内のだれもが、農業を通して、人と人とのつながりを引き継ぎながら生きてきました。

「しかし、今はそのつながりが消えそうになっている」
そう語るのは産業観光課の山本優奈さん。

山本さんは西粟倉役場に昨年、新卒として入庁しました。それまで全く触れることのなかった農業ですが、実際に仕事で関わっているうちに住民の方々にいろんな声をかけてもらえるようになりました。
「たけのこ好きなだけもっていったらええよ。ちっさいのがやわらかくておいしい。
皮がついたまま、唐辛子とぬかでにたらえんじゃ。あと、わかめとにたらうまいで。」

「さきっぽを食べるのがシカで、全部きれいに食べてしまうのがイノシシ。皮を残していくのは人間じゃ」
村の中を歩けば、住民の方はこんなふうに声をかけてくれ色んなことを教えてもらいます。時々野菜をいただいたりもするそうです。
「おじいちゃん、おばあちゃんは何でも知っているなぁって。西粟倉の歴史も、野菜の作り方も、人への接し方も。」と、山本さんは嬉しそうに語ります。

おじいちゃん、おばあちゃんから多くのものをもらっていると感じた山本さんは自分自身で野菜をつくる、農業を始めることにしました。
「今はかぼちゃとえだまめととうもろこしを作ってます。おじいちゃん、おばあちゃんはだいたい農業をしているから、共通の話題もできて話しやすくなりました。野菜作りはじめたよって言ったら、「おお、畑しょうるんか。そうやって、西粟倉にどっぷり浸かっていったらええ」って言ってくれて。私は村外から来た人間だけど、村民になったことを歓迎してくれてるようでうれしかったです。」

自身の野菜づくりを通じて、地域の住民と接点を多く持ち、村民となれた山本さんだからこそ、農業を通じた人とのつながりや知恵の継承が消えてきてしまうことはもったいないと強く感じています。

農業をすることが「当たり前」だった時代では、地域での農業を通じておじいちゃん、おばあちゃんが持つ野菜づくりの知識、生活の知恵、人とのつながりは自然と次の世代に継承されてきました。それが今では、農業という接点が消えつつありそれらが継承されず断絶されてしまうかもしれません。

「後継者がいないからもう辞めてしまおうか」という農家さんの声も聞くそうです。
しかし心のなかでは誰かに継いでほしいという願いがあり、一方で「農業をしてみたい!」という移住者もいる。こういった想いをつなげながら「農業」という接点を再構築する。
その先には先人からの知恵、そこにある人のつながりを継承していくだけでなく、「農業」が地域を支えるコミュニケーションツールとなります。

一緒に、「農業」を通じて、西粟倉をつなげていきませんか?

 

こんな人に来てほしい!

  • お年寄りに孫のようにかわいがってもらえるような人
  • 村の農業、農家について一緒に考えてくれる人
  • 農家さんと向き合うのが好きな人
  • 西粟倉の特産品を作ってみたい人
  • 農業に別分野を掛け合わせることに関心のある人

 

こんなことしてほしい!

  • 新しく農業をしたい人と、農家さんをつなげてほしい
  • 新商品、飲食店、野菜など、農業のアウトプットを作って欲しい
  • 作業委託の形で農地をつかってみてもらいたい
  • 農業生産法人(農業の団体)をつくってほしい
  • 農家さん同士のつながりを広げて欲しい
  • 農家さんの知恵や経験を継承して欲しい