ローカルベンチャーを支えるのも、ローカルベンチャーです。

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提案者:西粟倉村役場 保健福祉課 井上大輔さん

西粟倉は 2004 年に合併することを拒否してから、この 13 年間で約 20 社のローカルベンチャーが創業し、村内全体で 10 億円以上の売上増加が起こっています。「これを実現したい!」「これを解決したい!」と起業家気質で熱い思いを持った人達により、西粟倉村はローカルベンチャーの集まる村として、注目を集めるようになりました。

「一方で、新たな課題も生まれています。」

そう語るのは、西粟倉村役場保健福祉課の井上大輔さん。井上さんは西粟倉でローカルベンチャーに関わる取組を役場担当者として立ち上げてきた方の1人でもあることから、ローカルベンチャーのこれまでの経緯や現状をとても丁寧に捉えられています。

そんな井上さんだからこそ感じる新たな課題があるようです。

例えば出生率の低下。実は西粟倉村は、移住者が増え、子どもも増えていますが出生率は低下したままです。昭和 58-62 年に 1.88 人から平成 20-24 年に 1.48 人と、-0.4 人の低下である岡山県と比較してみると、西粟倉村は昭和 58-62 年に 2.22 人から平成 20-24 年に 1.49 人と、-0.73 人の低下。出生率の低下は、西粟倉村の方に顕著に表れています。近年、出生率の回復傾向の兆しは現れはじめていますが、持続的な回復傾向とはなっていません。

多忙な日々、お母さんたちからは「もう一人ほしいけど、、、」という声が聞こえてくることもあります。

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また、ローカルベンチャーとして村で活躍する方たちの多くは共働きですが、村外からの移住者は頼る家族や親戚も近くに居ないことがほとんです。なんとか自分たちだけで子どもの面倒も見ようと奮闘していても、やはり負荷が大きくなっているそう。育児のサポートを村ぐるみで仕組み化する必要があるのだと強く感じます。

また、事業成長にあたりお客さんが増えたけれど自分たちだけでは商品を箱詰めして配送手配をすることが難しくなってきた、会社規模の増大によりバックオフィス機能の強化が必要、、、などなど、今の西粟倉はローカルベンチャーを支える人たちの存在が重要な次のフェーズに入っているといえるかもしれません。

井上さんは、こうした課題を解決する糸口となる存在を感じています。

それは西粟倉村にいらっしゃる、仕事の定年退職を迎え時間にゆとりが出た方々や、子育てが落ち着いたお母さんたち。そういった方々が活躍し、ローカルベンチャーを支える存在になってくれれば、西粟倉村は村としてさらに成長ができるのではないか、井上さんはそういいます。

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何らかの形で社会とつながっていたいとか、仕事をしたい、社会に貢献したいと考えている人たちが自分らしい生き方を選択できたり、子育てを理由にやりたいことを諦めざるを得ない状況にならなかったり、やりたいことが村内でも見つけることができたり。

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ローカルベンチャーが村内の色々な属性の方々と共に成長するということは、事業規模が成長するということだけでなく、多様な「仕事(業務)」が生まれることになります。まだ手の離れないお子さんが居る方や労働条件に制限がある方でも、ちゃんと仕事がある村になれる。そうした時に初めて、「ローカルベンチャー=地域での起業」が成功したと言えるのではないでしょうか。日本全国で叫ばれている過疎問題や、起業に対する打ち手としての仕組みが示せるかもしれません。
そして何より、どんな方でも働ける、起業も就職も軽やかに挑戦できる村ってとてもワクワクしませんか。

「ローカルベンチャーを支えることができる能力や技術を持っている人にも来てもらいたいですし、村内でサポートできる人達がいるのだから、その人達を見える化して、ローカルベンチャーを支えるローカルベンチャーの仕組みを作ってくれるような人にも来てもらいたいです!たとえば、時間のあるおばあちゃんを見える化して、時間単位で手伝ってもらえる「レンタルおばあちゃん」みたいな仕組みを作ってみるのもおもしろいかもしれませんね!」ローカルベンチャーで注目されている西粟倉で、そのローカルベンチャーを支えるローカルベンチャーを一緒に作っていきませんか?

こんな人に来てほしい!

  • 人をサポートするのが好きな人
  • 仕組み化するのが好きな人
  • バックオフィス業務をすることができる人
  • どんな人でも働きたければ、しっかりと働ける地域や場作りをしたい

こんなことしてほしい!

  • ローカルベンチャーのヒアリングをしてほしい
  • 村内のサポートできる人材の掘り出しをしてほしい
  • 他の地域で成功している事例をリサーチ、報告してほしい
  • 「社会で子供を育てる」の本質的な仕組みづくりをリサーチしてほしい