二ホンウナギの資源回復を目指し、 購入したシラスウナギの半分を活用した放流試験を6月8日に開始

 エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、人や自然の本来の価値を引き出し地域の経済循環を育てていく事を目指し、ローカルベンチャー育成事業や自然資本事業に取り組んでいます。2016年からは村内の旧小学校でウナギ(ビカーラ種)の養殖を開始し、2017年より「森のうなぎ」として蒲焼を販売してきました。本年は二ホンウナギの養殖許可を得て、人とウナギの持続可能な関係作りを目指した活動を開始しています。

 当社は二ホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の記録的な不漁を受け、養殖用に購入したシラスウナギの半数を、6月8日(金)に放流する事を決定しました。これにより、蒲焼として消費されるはずだったシラスウナギの半数を川に戻す事ができます。また、資源回復に貢献するとして、養殖場で育てたウナギの放流が全国で行われていますが、放流後の生存率や繁殖への寄与度が課題となっています。当社では、野生復帰しやすい、飼育期間のごく短い段階での放流を実施します。大学の研究者とともにモニタリングをすることで放流の効果を検証し、現行の放流を改善することにつなげたいと考えております。

 放流は西粟倉村内を流れる吉野川の支流で行い、耳石染色でマークを付けた約1,100尾の稚魚の河川での生存率や成長率を調査します。また、比較対象として、一般的な放流に用いられるより飼育期間の長いウナギの放流も行います。

 二ホンウナギの資源問題には、養殖に利用する稚魚「シラスウナギ」のトレーサビリティ、河川環境の悪化、海流の変化、持続可能な消費量の設定、そもそもの資源量の正確なデータ不足など、多岐に渡る課題が複雑に絡み合っています。これらの課題を全て解決し、持続可能な資源管理と利用のモデルが構築されるには何十年もかかるかも知れません。それでも美味しい鰻の蒲焼を、そして人と鰻が楽しく共存する河川を未来に残すため、今やれる事に正面から取り組みたいと思います。人と二ホンウナギの持続可能な関係を再構築するために、エーゼロは社会のテコになります。

■放流当日のご取材について
6月8日(金)は終日、吉野川の支流で放流作業を行っています。13:30~14:30に囲み取材の時間を設けております。また、ウナギの保護の観点より、撮影は出来る限り場所が特定されないよう宜しくお願い致します。

【日時】2018年6月8日(金) 13:30~14:30 (13:20集合)
【集合場所】岡山県英田郡西粟倉村影石2050 あわくら温泉・元湯 駐車場
                  (鳥取空港より車で50分、JR姫路駅より車で75分、智頭急行線大原駅から車で10分)

■ エーゼロ株式会社 ウェブサイト:http://a-zero.co.jp/