「農業で仕事の選択肢を広げ利用者の力を引き出す」高島市で障がい福祉サービス(就労継続支援B型)の利用者募集を開始

 エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、人や自然の本来の価値を引き出し地域の経済循環を育てていくことを目指して事業に取り組んでいます。このたび、高島しこぶち事業所(滋賀県高島市、所長:清水安治)は、障がいのある人が自分らしく暮らし、働き、楽しむ場として滋賀県高島市に農業と福祉を連携させた障がい福祉サービス就労継続支援B型事業所「ホトラ舎」を立ち上げます(現在、指定申請手続き中)。2018年9月の開所に向け、利用者の募集を開始しました。

  「ホトラ舎」は、一人でも多くの人が自分本来の力を発揮できる場となることを目指します。利用者が自分本来の力を発揮するには、自身の特性に合った仕事を見つけることが重要です。「米」という漢字が「八十八」からできているように、一口に農業と言ってもそこにはたくさんの作業が存在します。「ホトラ舎」は農産物の生産だけでなく加工や流通等も事業対象としているため幅広い業務が存在し、利用者はさまざまな仕事を経験することができます。その中で自身の力がしっかりと発揮できる仕事を見つけることができれば、それが本人の成長や自信へとつながっていくと考えています。

 一方で、しっかりと自分の力を発揮した利用者に対して「働きに見合った報酬」をきちんと支払っていくことも重視します。これは一見当然のことのようにも思われますが、一般的にB型事業所では雇用契約を結ばないため「最低賃金」が保障されず、同様の働きであったとしても報酬は事業所によってさまざまです。「ホトラ舎」はビジネスとして収益性を追求し、利用者に「働きに見合った報酬」をきちんと支払っていくことにこだわります。そうすることが利用者の仕事のやりがいや経済的自立につながっていくと考えるからです。

 また、この事業を通して地域の第一次産業にも貢献します。「後継者不足」という課題を抱える第一次産業の担い手育成や、地域の特産品を活かした商品の開発などを通じて、地域経済にインパクトを与えることを目指します。「ホトラ」とは、かつて家畜の敷草や農地の肥料として活用されていた広葉樹の幼樹のことで、地域を循環しながら人々の営みを支えました。「ホトラ舎」が人と人、人と自然をつなぐかけ橋となり、地域の経済循環を支える役割を担っていきたいと考えています。

■就労継続支援B型事業所「ホトラ舎」
TEL・FAX 0740-33-0051
メール hotorasha@a-zero.co.jp
Facebookページ ホトラ舎

■ご利用希望の方へ
2018年9月の開所に向け、随時実習・見学の受け入れを行っています。
上記連絡先までお気軽にご連絡ください(担当:社会福祉士 牧野純子)。

ニホンウナギの資源回復を目指し、 養殖用と同数の稚魚を活用した放流試験を6月20日に開始しました

エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、人や自然の本来の価値を引き出し地域の経済循環を育てていく事を目指し、ローカルベンチャー育成事業や自然資本事業に取り組んでいます。2016年からは村内の旧小学校でウナギ(ビカーラ種)の養殖を開始し、2017年より「森のうなぎ」として蒲焼を販売してきました。本年はニホンウナギの養殖許可を得て、人とウナギの持続可能な関係作りを目指した活動を開始しています。

 当社はニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の記録的な不漁を受け、購入した稚魚の内、養殖にまわすものと同数の稚魚を6月20日(水)と21日(木)に放流しました。放流準備の際には、一部の稚魚を死亡させてしまう事態がありましたが、原因を追究し対策を行う事で、残った稚魚の半分を無事放流する事が出来ました。

資源回復に貢献するとして、養殖場で育てたウナギの放流が全国で行われていますが、放流後の生存率や繁殖への寄与度が課題となっています。当社では、野生復帰しやすい、飼育期間のごく短い段階での放流を実施しました。大学の研究者とともにモニタリングをすることで放流の効果を検証し、現行の放流を改善することにつなげたいと考えています。

 放流は西粟倉村内を流れる吉野川の支流で行い、耳石染色でマークを付けた約500尾の稚魚の河川での生存率や成長率を調査しています。また、比較対象として、一般的な放流に用いられるより飼育期間の長いウナギの放流も行いました。

 ニホンウナギの資源問題には、養殖に利用する稚魚「シラスウナギ」のトレーサビリティ、河川環境の悪化、海流の変化、持続可能な消費量の設定、そもそもの資源量の正確なデータ不足など、多岐に渡る課題が複雑に絡み合っています。これらの課題を全て解決し、持続可能な資源管理と利用のモデルが構築されるには何十年もかかるかも知れません。それでも美味しい鰻の蒲焼を、そして人と鰻が楽しく共存する河川を未来に残すため、今やれる事に正面から取り組みたいと思います。人とニホンウナギの持続可能な関係を再構築するために、エーゼロは社会のテコになります。

 

お詫び: 二ホンウナギの放流試験を延期させて頂きます

エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、二ホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の記録的な不漁を受け、養殖用に購入したシラスウナギの半数を6月8日(金)に放流する計画を発表しておりました。放流する稚魚は、耳石染色という手法で追跡モニタリングをする予定でした。

しかしながら、6月4日(月)に耳石染色用の試薬を溶かした水溶液に稚魚を投入したところ、6月5日(火)に全数が死亡している事が確認されました。

弊社は、人と二ホンウナギの持続可能な関係を再構築したい、資源保護を行いながらも成り立つ養鰻業のモデルを示したいとの思いで、稚魚の放流準備を進めておりました。文献や専門家のご意見も参考に準備を進めましたが、貴重な二ホンウナギの稚魚を約1,100尾も死亡させてしまいました。応援して下さっている皆様のご期待も裏切る事になってしまい、心より謝罪を申し上げます。

6月8日(金)の放流試験は延期とさせて頂きます。取材を予定して下さっていたメディア各社の皆様、大変申し訳ございません。

稚魚が死んでしまった原因は現在解明中です。試薬の濃度は通常通りでしたが、ストレス下にある稚魚に対して水の量が少なかった事が考えられる要因の一つです。

 今後の対応としましては、稚魚への負担が少ない耳石染色方法を検討した上で、養殖用に残しておいた稚魚約1,100尾の半数を活用し、6月20日(水)に放流を実施します。弊社の事業としては、大変厳しい状況になりますが、今回の試験が従来型の放流方法の改善につながり、二ホンウナギの資源が少しでも回復に向かう事を心より願っております。

 今後とも宜しくお願い致します。

 

■  現地取材
改めまして、下記の通り、放流現場のご案内と囲み取材の時間を設定させて頂きます。
【日時】2018年6月20日(水) 13:00~14:30 (12:50集合)
【集合場所】岡山県英田郡西粟倉村影石2050 あわくら温泉・元湯 駐車場
                 (鳥取空港より車で50分、JR姫路駅より車で75分、智頭急行線大原駅から車で10分)

 

《本件に関するお問い合わせ先》 エーゼロ株式会社:平澤 070-1226-1058

二ホンウナギの資源回復を目指し、 購入したシラスウナギの半分を活用した放流試験を6月8日に開始

 エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、人や自然の本来の価値を引き出し地域の経済循環を育てていく事を目指し、ローカルベンチャー育成事業や自然資本事業に取り組んでいます。2016年からは村内の旧小学校でウナギ(ビカーラ種)の養殖を開始し、2017年より「森のうなぎ」として蒲焼を販売してきました。本年は二ホンウナギの養殖許可を得て、人とウナギの持続可能な関係作りを目指した活動を開始しています。

 当社は二ホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の記録的な不漁を受け、養殖用に購入したシラスウナギの半数を、6月8日(金)に放流する事を決定しました。これにより、蒲焼として消費されるはずだったシラスウナギの半数を川に戻す事ができます。また、資源回復に貢献するとして、養殖場で育てたウナギの放流が全国で行われていますが、放流後の生存率や繁殖への寄与度が課題となっています。当社では、野生復帰しやすい、飼育期間のごく短い段階での放流を実施します。大学の研究者とともにモニタリングをすることで放流の効果を検証し、現行の放流を改善することにつなげたいと考えております。

 放流は西粟倉村内を流れる吉野川の支流で行い、耳石染色でマークを付けた約1,100尾の稚魚の河川での生存率や成長率を調査します。また、比較対象として、一般的な放流に用いられるより飼育期間の長いウナギの放流も行います。

 二ホンウナギの資源問題には、養殖に利用する稚魚「シラスウナギ」のトレーサビリティ、河川環境の悪化、海流の変化、持続可能な消費量の設定、そもそもの資源量の正確なデータ不足など、多岐に渡る課題が複雑に絡み合っています。これらの課題を全て解決し、持続可能な資源管理と利用のモデルが構築されるには何十年もかかるかも知れません。それでも美味しい鰻の蒲焼を、そして人と鰻が楽しく共存する河川を未来に残すため、今やれる事に正面から取り組みたいと思います。人と二ホンウナギの持続可能な関係を再構築するために、エーゼロは社会のテコになります。

■放流当日のご取材について
6月8日(金)は終日、吉野川の支流で放流作業を行っています。13:30~14:30に囲み取材の時間を設けております。また、ウナギの保護の観点より、撮影は出来る限り場所が特定されないよう宜しくお願い致します。

【日時】2018年6月8日(金) 13:30~14:30 (13:20集合)
【集合場所】岡山県英田郡西粟倉村影石2050 あわくら温泉・元湯 駐車場
                  (鳥取空港より車で50分、JR姫路駅より車で75分、智頭急行線大原駅から車で10分)

■ エーゼロ株式会社 ウェブサイト:http://a-zero.co.jp/

 

二ホンウナギに関して世界初となる ASC 認証を ベースとした基準案に基づく養殖場のパイロット審査を5月16、17日に受審。 17日(木)午前中の現場審査の様子をメディア公開。

エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、人や自然の本来の価値を引き出し地域 の経済循環を育てていく事を目指し、ローカルベンチャー育成事業や自然資本事業に取り組んでいます。 2016 年からは村内の旧小学校でウナギ(ビカーラ種)の養殖を開始し、2017 年より「森のうなぎ」として蒲 焼を販売してきました。本年は二ホンウナギの養殖許可を得て、人とウナギの持続可能な関係作りを目指 した活動を開始しています。

この度、当社は責任ある養殖水産業を認証する国際的な制度「ASC 認証」の考え方をベースに、認証機 関のアミタ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:佐藤博之)が試作した二ホンウナギの独自基準を元 に、5 月16(水)、17日(木)にパイロット審査を受審します。「ASC 認証」は魚種ごとに基準が策定されてい ますが、二ホンウナギの基準は未策定のため、他魚種の基準を参考に審査が行われます。

絶滅危惧種であるニホンウナギに関して、正式な「ASC 認証」が発行される事はすぐには困難です。しか しエーゼロは持続可能なニホンウナギの養殖ならびに資源管理のあり方について、今後国内の養鰻家や水 産資源管理の専門家等による議論が活性化することを願っています。今回の第三者機関による審査結果 は、今後こうした関係者が集まり、管理すべき項目や基準案等について具体的にディスカッションをしていく 際のたたき台として活用するため、公開を予定しています。また、将来的には ASC 認証の正式な基準づくり にも貢献していくものと考えます。

■審査の概要およびご取材について
5月17日(木)の審査をメディア公開します。審査員が養殖場を実際に見ながら審査要件を満たすかどうか を審査する様子をご取材いただけます。
【日時】 2018年5月17日(木) 10時30~12時 (10時20分集合)
【集合場所】 岡山県英田郡西粟倉村影石 895 旧影石小学校
       (鳥取空港より車で 50 分、JR 姫路駅より車で 75 分、智頭急行線大原駅から車で 10 分)
【スケジュール】 10 時半~養殖場現場審査(約一時間)
        現地審査終了後に事業責任者および審査員の囲み取材時間を設けております。
【取材受付】 5 月 16 日(水)17:00 までに下記連絡先までお申込みください。
      アミタホールディングス株式会社 広報担当 井口、西島
      TEL:075-277-0795 FAX:075-255-4527 E-mail:press@amita-net.co.jp
※取材当日までに、当方が用意する誓約書のご提出が必要となります。
※ご取材頂けるのは、5 月 17 日午前のみです。16 日および 17 日午後に実施予定の書類審査はご取材いただけません。
※現地での移動手段(自動車)は原則各自でご手配ください。手配が難しい場合はご相談ください。

■ 想定されるご質問への回答
Q. ASC 認証とは?
A. 「ASC(Aquaculture Stewardship Council: 水産養殖管理協議会)認証」は、環境に大きな負担をかけ ず、地域社会(人権や労働等)に配慮した養殖業を「認証」する国際的な認証制度です。

Q. 絶滅危惧種のニホンウナギでは、ASC 認証は取れないのではないか?
A. その通りです。そもそも二ホンウナギを対象とした ASC 基準は制定されていません。本取り組みが将来 の基準づくりの参考になる事を期待しています。また、ASC 認証の基準の一つ”天然個体群への影響の軽 減”も、絶滅危惧種の天然稚魚に依存する現在の養殖では満たす事ができません。エーゼロは河川でのウ ナギ調査も実施する計画で、流域での持続可能な資源管理の構築に貢献したいと考えております。

Q. 二ホンウナギが絶滅の危惧に直面しているのに、消費して良いのか?
A. 二ホンウナギは個体数の少なさではなく、その減少速度が急速であるために絶滅危惧種に指定されて います。そのため、適切な資源管理が実現できれば、持続可能な利用は可能だと考えます。ただし、持続 的な利用を実現するにあたっては多くの課題があることもまた、現実です。保護のために蒲焼を食べないと いう選択をする個人の意思は尊重されるべきですが、それでも他の人が食べてしまえば資源の枯渇は続い てしまいます。当社は、蒲焼の消費が資源の回復につながる仕組みを模索したいと考えています。NPO 等 の立場で、資源問題に警鐘を鳴らすのも重要ですが、資源を守りながらもビジネスが成り立つモデルを構築 する事で、ウナギ業界を変える事が出来たらと考えています。日本の大切な食文化である鰻の蒲焼を将来 の世代にも残したいと考えています。

Q. 今後の取り組みの展開は?
A. 二ホンウナギの資源については、まだまだ分かっていない事が沢山あります。一つ一つ仮説検証を重ね て行きたいと思います。また、弊社だけでは、取り組みにも限界があるため、情報公開を積極的に行い、多く の方々とのパートナーシップを築けたらと考えています。また、当社はシラスウナギの池入れ枠を 0.5 kgしか 持たない小規模事業者なので、今後、池入れ枠を譲って頂ける養鰻業者がいらしたら取扱量を増やし、更 に大きなインパクトを与える事ができたらと考えています。

株式会社エーゼロ厚真 設立のお知らせ

エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、北海道厚真町に根づいた事業の展開を目的とした100%子会社となる新会社、株式会社エーゼロ厚真を設立しました。

■新会社の概要
 ・社名   株式会社エーゼロ厚真
 ・代表   代表取締役 牧大介
 ・設立   2018年5月1日
 ・事業内容 関係人口創出事業、地域商社事業等

西粟倉村から世界へ〜人と二ホンウナギの持続可能な関係づくり〜 世界初、ASC 認証をベースとした基準案による養殖場の審査を受審 &資源回復を目指し、購入したシラスウナギの半分を放流し 効果的手法の開発を目指す

エーゼロ株式会社(岡山県西粟倉村、代表取締役:牧大介)は、人や自然の本来の価値を引き出し地域の経済循環を育てていく事を目指し、ローカルベンチャー育成事業や自然資本事業に取り組んでいます。2016年からは村内の旧小学校でウナギ(ビカーラ種)の養殖を開始し、2017年より「森のうなぎ」として蒲焼を販売してきました。養殖場の熱源には村内の製材所から発生する端材を活用し、資源循環型の産業づくりを行っています。

この度、当社は人と二ホンウナギの持続可能な関係作りを目指した活動を開始いたします。責任ある養殖水産業を認証する国際的な制度「ASC認証」の考え方をベースに、認証機関のアミタ株式会社(東京都千代田区、代表取締役:佐藤博之)が試作した二ホンウナギの独自基準を元に、5月上旬に審査を受け、現状の課題を洗い出します。「ASC認証」は魚種ごとに基準が策定されておりますが、二ホンウナギの基準は未策定のため、他魚種の基準を参考に審査が行われます。絶滅危惧種であるニホンウナギに関して、正式な「ASC認証」が発行される事はすぐには困難ですが、今回の審査結果をオープンにする事で、二ホンウナギの持続可能な利用についての社会的議論が高まる事を期待します。

また、当社は二ホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の記録的な不漁を受け、養殖用に購入したシラスウナギの半数を、4月中旬に放流する事を決定しました。これにより、蒲焼として消費されるはずだったシラスウナギの半数を川に戻す事ができます。また、資源回復に貢献するとして、養殖場で育てたウナギの放流が全国で行われていますが、放流後の生存率や繁殖への寄与度が課題となっています。当社では、野生復帰しやすい、飼育期間のごく短い段階での放流を実施します。大学の研究者とともにモニタリングをすることで放流の効果を検証し、現行の放流を改善することにつなげたいと考えております。

二ホンウナギの資源問題には、養殖に利用する稚魚「シラスウナギ」のトレーサビリティ、河川環境の悪化、海流の変化、持続可能な消費量の設定、そもそもの資源量の正確なデータ不足など、多岐に渡る課題が複雑に絡み合っています。これらの課題を全て解決し、持続可能な資源管理と利用のモデルが構築されるには何十年もかかるかも知れません。それでも美味しい鰻の蒲焼を、そして人と鰻が楽しく共存する河川を未来に残すため、まずは「ASC 認証をベースとした持続可能な養殖基準」と「購入したシラスウナギを活用した効果的な放流方法の開発試験」に取り組む事にしました。人と二ホンウナギの持続可能な関係を再構築するために、エーゼロは社会のテコになりたいと考えています。


■ 想定されるご質問への回答

Q. ASC認証とは?
A. 「ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)認証」は、環境に大きな負担をかけず、地域社会(人権や労働等)に配慮した養殖業を「認証」する国際的な認証制度です。

Q. 絶滅危惧種のニホンウナギでは、ASC認証は取れないのではないか?
A. その通りです。そもそも二ホンウナギを対象とした ASC基準は制定されていません。本取り組みが将来の基準化づくりの参考になる事を期待しています。また、ASC認証の基準の一つ”天然個体群への影響の軽減”も、絶滅危惧種の天然稚魚に依存する現在の養殖では満たす事ができません。エーゼロは河川でのウナギ調査も実施する計画で、流域での持続可能な資源管理の構築に貢献したいと考えております。

Q. 二ホンウナギが絶滅の危惧に直面しているのに、消費して良いのか?
A. 二ホンウナギは個体数の少なさではなく、その減少速度が急速であるために絶滅危惧種に指定されて います。そのため、適切な資源管理が実現できれば、持続可能な利用は可能だと考えます。ただし、持続的な利用を実現するにあたっては多くの課題があることもまた、現実です。保護のために蒲焼を食べないという選択をする個人の意思は尊重されるべきですが、それでも他の人が食べてしまえば資源の枯渇は続いてしまいます。当社は、蒲焼の消費が資源の回復につながる仕組みを模索したいと考えています。NPO等の立場で、資源問題に警鐘を鳴らすのも重要ですが、資源を守りながらもビジネスが成り立つモデルを構築する事で、ウナギ業界を変える事が出来たらと考えています。日本の大切な食文化である鰻の蒲焼を将来 の世代にも残したいと考えています。

Q. シラスウナギはどこから調達したか?トレーサビリティーは確保できているか?
A. 利根川のシラスウナギを、現地の川魚取り扱い店から購入しました。買い取り時の場所情報や文書、画像なども記録しています。今後も一層のトレーサビリティの確保に取り組みます。

Q. 現行の放流の問題点は?
A. 現在、全国で行われている放流は、養殖場で育てられた、成長が悪くて食用にならないウナギが用いられており、かつ養殖の環境下で性比はオスに偏っています。当社では、雌雄の分化が起きる前の、ごく短い飼育期間の稚魚を、成長速度の選抜を行わずに放流する事で、効果的な野生復帰と繁殖への寄与を目指します。放流に関する研究が進んでいるヨーロッパでは飼育期間の短い、3グラム未満の小さな稚魚の放流が効果的であるとの知見が得られています。本取り組みでも同じように、短い飼育期間、小さいサイズでの放流を試みます。科学的には明らかになっていない事が多いので、モニタリングで効果を検証しながら、効果的な放流方法を探っていきます。

また、本取り組みでは、通常であれば、蒲焼用に養殖されるウナギの 50%を放流に回すため、蒲焼消費 量の低減に確実に貢献します。

Q. 放流が生態系に与える悪影響は?
A. 既に二ホンウナギが生息している河川で放流します。今年シラスの来遊が少なかったのでそれを補充 するという位置づけです。既存の生態系への悪影響はないと考えていますが、モニタリングを通じて、生態系への影響を注視していきます。なお、ニホンウナギは単一の繁殖集団を有し、地域個体群には遺伝的な相違が確認されていません。このため、人為的な移動による遺伝的な悪影響は想定されないと考えています。

Q. 放流調査をする前に、まず資源量調査をしておくべきでは?
A. 将来的には、資源管理の方法を確立し、適切な漁獲量、消費量を設定する必要があると考えます。そ のため、当社では資源量指標の調査も計画しています。その上でまず、現状で開始できる取り組みとして、 資源量回復を目指した効果的な放流の試験を開始する事にしました。

Q. モニタリング調査はいつまで続けるのか?
A. まずは、今年と来年に放流した稚魚が定着する事を確認します。繁殖個体として川を下るのは 5~10 年先です。モニタリング結果を公開し、研究者や地元市民の参加を呼び掛ける事で、継続した活動にした いと考えております。

Q. モニタリング調査の内容は?
A. 耳石染色による再捕獲調査により、放流個体の河川での定着率を調べます。

Q. モニタリングに協力する研究者は?
A. 中央大学の海部建三先生です。

Q. 放流のコストは?
A. シラスウナギの購入費用は約 100 万円かかりました。それ以外に、放流前の養殖費用、モニタリング費用などがかかります。

Q. エーゼロはビカーラの養殖を継続するのか?
A. ビカーラ種の養殖は 2019 年をもって廃止します。ビカーラはニホンウナギより絶滅危惧のランクは低いですが、資源量のデータが少なく、今後需要が増大する可能性があります。エーゼロは日本の自然に生息する二ホンウナギを扱い、人と二ホンウナギの共生を目指します。

Q. 今後の取り組みの展開は?
A. 二ホンウナギの資源については、まだまだ分かっていない事が沢山あります。一つ一つ仮説検証を重ねて行きたいと思います。また、弊社だけでは、取り組みにも限界があるため、情報公開を積極的に行い、多くの方々とのパートナーシップを築けたらと考えています。また、当社はシラスウナギの池入れ枠を 0.5 kgしか持たない小規模事業者なので、今後、池入れ枠を譲って頂ける養鰻業者がいらしたら取扱量を増やし、更 に大きなインパクトを与える事ができたらと考えています。

 

新役員体制について

役員変更のお知らせ

2018年4月1日より、エーゼロ株式会社(代表取締役:牧大介)の役員体制が変更になりましたので、お知らせいたします。

エーゼロ株式会社

代表取締役 牧 大介

取締役   勝屋 久

取締役   堤 達生

監査役   門倉 忍

執行役員  清水 安治

執行役員  山田 邦明

執行役員  岡野 豊

役員変更に関しては、こちらの記事をご確認いただけますようお願い申し上げます。
 http://throughme.jp/idomu_nishiawakura_a0/
 

たかしま移住相談所、Facebookページを公開

エーゼロ株式会社高島しこぶち事業所では、本日、高島市への移住相談窓口として、FBページ『たかしま移住相談所』を開設しました。
高島市への移住に興味ある方に見てもらい、移住相談に問合せてもらい、空き家のリノベ物件販売や賃貸、高島の地域材を活用したつながる風景の創造を目指します。
コンテンツとしては、高島市への移住事例の紹介を中心に、エーゼロが建築している太山寺モデルハウスのこと、空き家改修のこと、NPO法人風結いのこと、高島で暮らす楽しみなどを予定しています。

たかしま移住相談所